IT導入補助金の概要

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者の業務効率化・生産性向上を目的に、ソフトウェア導入費用などの一部を補助する制度です。農業法人・畜産経営体も対象で、オンプレミス/クラウドどちらのツールでも、業務のデジタル化が見込めれば申請できます。

補助率

導入費用の 1/2 以内

上限額

A類型:〜150万円 / B類型:〜450万円

対象者

中小企業・小規模事業者・個人事業主(農業法人含む)

※年度の公募要領により細目は変わる場合があります。最新版の公募要領をご確認ください。

補助対象と範囲

項目 内容
対象経費 ソフトウェア費、導入設定費、保守・サポート費 等
対象ツール例 Cattle Action(牛個体管理・発情/分娩見える化)など、生産性向上に資するITツール
ハード機器 カメラ・センサー等の機器単体は原則対象外(ソフトと一体で効果が立証できる場合は要件次第)
申請方式 登録済みのIT導入支援事業者による代理申請(自社のみでの申請は不可)

利用の流れ(ステップ)

  1. 支援事業者の選定
    導入予定のITツールを扱う IT導入支援事業者 を選び、相談開始。
  2. 事前準備
    gBizIDプライム取得、直近決算書・事業概要の整理、導入の目的・効果指標の仮設定。
  3. 交付申請
    支援事業者と共同で、導入計画・見積・効果予測を作成し申請。締切(公募回)に間に合うよう提出。
  4. 採択・契約・導入
    採択後に契約・導入開始。交付決定前の契約・支払いは補助対象外
  5. 実績報告・入金
    導入完了後、領収書・稼働報告・効果報告を提出。審査通過後、補助金が振込。

採択率を高めるポイント

課題→解決→効果

紙台帳の手作業削減や見逃し防止など、現場課題を明確に。ツールでどう解決し、効果を数値で示す。

定量指標の設定

例:記録時間▲80%、発情発見率+25pt、分娩対応時間1/2 など。

スケジュール管理

公募締切から逆算。交付前契約NGに注意。

よくある質問

オンプレミスでも申請できますか?

はい。業務プロセスのデジタル化や生産性向上が見込めれば、オンプレミス/クラウドを問いません。

ハード機器(カメラ・センサー)は対象ですか?

機器単体は原則対象外です。ソフトウェアと一体で機能し、効果が立証できる場合は要件次第で取り扱いが変わります。

自社だけで申請できますか?

できません。登録されたIT導入支援事業者を通じた申請が必要です。

IT導入補助金のご相談・申請サポート

導入計画作成、見積、効果指標づくりまで一括対応します。

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